1年間在宅勤務した感想

私は旭川の会社に務めていますが、札幌に住んで在宅勤務をしています。

どうして在宅勤務することになったのか、実際に在宅勤務してみてどうだったのか、の2点をざつにまとめてみます。

どうして在宅勤務することになったのか

私は旭川の会社で勤務しており、旭川人なら「本屋!」と言いそうな会社ですが、IT機器の販売・保守とシステム開発をしている会社です。もうすぐ40周年です!40年ってすごいよね!

仕事には不満どころかかなり満足していますし、営業・サービスを含め同僚がすごい人ばかりなのでもっともっとがんばりたいと感じています。
しかし、家族都合で札幌に引っ越したくなりました。
その理由は次のようなことです。

  • 子供を通わせたい幼稚園が札幌だった。
  • 妊娠中だった2人目の息子に口唇口蓋裂があることがわかっており、北大の形成外科に通う予定だった。
  • 嫁に持病があるため、何かあったときに私の母がいる札幌なら助けてもらいやすい。

これらの理由があっての移動(要するにただのワガママw)なので、最初は会社を辞めるつもりで話をしていました。

しかし話を進めるうちに、在宅勤務でもいいよ、というお話を頂きましてお願いしました。

実際在宅勤務してみてどうだったのか

通勤時間がなくなった

これは単純に車移動の20分が節約になるので良かったです。
特に冬の旭川は運転したくないのでかなり助かります。
これにより車の利用が減りました。車の保険プラン変更、そもそも車を持ってたほうがいいか、などを考えることができました。

ただ、通勤時間というのは「オフ」と「オン」の切り替えという時間だったと思います。
その時間が無くなったので、その切替を自前でやる必要はあります。

自己管理はやっぱり難しい

家だと自分で仕事を始めて、自分で終えなくてならないです。
1日のペースとしてはずれることも多々ありますが、次のような感じです。

 4:30〜      起床、勉強または仕事
 7:00〜 8:30 ご飯他
 8:30〜17:30 仕事、休憩
17:30〜20:00 ご飯、運動、お風呂、子供と遊ぶ
20:00〜21:30 仕事
22:00〜      ねる

夜に勉強会がある週や飲み会が多い週は、6時に起きて12時に寝るようにずらしてます。そうしないとすぐ眠くなってしまうzzz

難しいのが仕事を切り上げるタイミングで、忙しいと24時を過ぎてやってしまい、生活がずれてしまうということが沢山あります。
これは悪いループに入ると最悪で、

最近頑張りすぎて疲れてきた
  -> 22時に寝ても4時に起きられないかもしれない・・・
  -> じゃあ寝ないでもうちょっとやろう
  -> 気づくと24時を過ぎている
  -> 次の日に疲れが残る -> (ループ)

これが続くと疲れて正常な判断がしにくくなるのですよね。
だんだんと家族と話すのもイライラしたり、そっちでイライラすると余計に仕事をしてしまったりします。
どこかでバッサリと寝て、リセットするのが大切ですね。

運動しやすくなったので体はすっきり

会社にいる頃はスーツで座って仕事をしているので、運動することはできないし、そもそもスーツだから動きにくいです。
自宅で仕事しているときは、スタンディングデスクな感じで仕事したり、休憩がてら散歩したり、そういったことが自由なのが良いですね。

家族と一緒にいられるのは良いけど困ることもある。

・ドアに鍵がついていないために、テレビ会議中に子供や嫁が入ってきちゃうw

・一日中いるので家事しているところが見えてしまうので、口をだして機嫌を損ねさせてしまいますw

・一応昼間は仕事中。
 暇な時に私から、手伝えることはないかー、といった感じで手伝うのはいいのですが、それをし過ぎると逆に「手伝ってー!」というのが増えてきてしまい、いやいや仕事中なんだってー!、と言いたくなってきます。
 完璧に、仕事中は一切ダメ!とすると嫁が疲れるし(嫁が手伝ってもらえたらいいのになぁ、という気持ちを飲み込まなくてはならない)、だからといってなぁなぁ過ぎるとこっちがイライラするしでバランスが難しいです。

もちろん良いことも沢山あります。
私は家族みんなでご飯を食べるのが夢だったので、朝昼晩ご飯を食べれるのが幸せです。

人との触れ合いが少ないため色々とこもりがち

そもそも会話をする相手がいないのでもんもんとするときがあります。
(話をしてたら頭がすっきりしたり、新しい発見があったり、ということもあるよね?)

ここらへんはどうしょうもないので、勉強会に参加して話したり、コワーキングスペースに行ってみるのがいいかなーと思ってます。

やっぱりスーツじゃない方がよいよね

会社はスーツで仕事していましたが、やっぱりスーツで仕事をするのは効率が悪いと思います。スーツ自体は好きだけどね。

設備や準備はあまり必要なかった

もともとネットワーク、サーバー、サーバーソフトウェアが好きで自分で色々触っていたので、リモートワークをする準備はほぼ必要ありませんでした。
必要なかったというか、別途用意するほどの知識が必要なかったというか。

あと、仕事は主にWindows Server 2013にリモートデスクトップ接続して行っていますが、Windows server 2013のリモートデスクトップの性能がかなり良いことも大きなポイントです。

先日購入したディスプレイの2560*1440+1920×1080の解像度でも遅延なく快適に仕事できています。

社内のコミュニケーションは今の時代は楽だね

仕事や打ち合わせはテレビ会議、スカイプ、Chatwork、redmineあたりのツールを使って行っています。
ここらは色々なツールが低コストで使える時代ですので、何の問題もないですね。

お客様への対応は大変なところもある

現地対応が必要な場合、緊急対応でなければ自分が旭川へ行って対応します。
移動時間はかかりますが、会社で社員にも会えるので打ち合わせできたり、他の予定をこなしたりと特に問題なしです。
緊急対応が必要な場合には、旭川の社員と連携して対応しています。

可能な限りお客様の環境にリモート対応できるようにさせてもらっているので、実際のところ現地に行くことはほとんどありません。

クーラーがほしい

クーラーが無く風通しが悪いのですごい暑いです(;´Д`)
朝から晩までPCを動かしているので、部屋の温度がいい感じで上がっていきます。
30度を超えるとぼーっとしてきますw

感想

在宅勤務の良いところ悪いところを感じながら過ごしてきた1年でしたが、体験してみてやはり「在宅勤務できることは良い」と感じましたが、「コレが正義!」という程ではないと感じました。

雑な言い方ですが

「会社に行ってもいいし在宅で仕事してもいい」

くらいのワークスタイルを取れる会社はモチベーションの維持・家庭との両立・仕事の効率などのバランスが良いのではないかと思います。